腱引きとは?
◆かつて江戸時代、人々は怪我や身体の不調を感じると地元の武術家の元を訪れ、治療を受けておりました。
武術家は人体の急所への当身や、生理的反応を利用し、敵を制圧する術に優れていると同時に、人体への造詣が優れていたことにより、武術の技を応用して人体の治療を行っていたからです。
前者を「殺法」と言い、後者を「活法」と申します。
「腱引き」というのはこの「活法」の技法のことです。
わずかな時間で改善する優れた施術です。
快適な体調とは、痛みや不快感を伴わない爽快な状態を言います。
◆腱引きの技が枯渇した理由は様々であると考えられますが、この施術方法は柔術の伝承と深く関わっていたと言われています。
どの流派かは明らかでありませんが(現在、柳生心眼流の流派ではないかと言われています)、鍛錬中の当身、関節技などで痛めた筋肉や腱(筋)を復帰するために考案とされています。
武者修行などで全国を行脚し、軒を借りたお礼に施術を行っていたと聞いています。
その結果、腱引きという言葉だけは、肩甲骨の裏側の腱を引く技として全国的に知れ渡っています。
明治以降、柔術の衰退と術者の定住によって、この技による施術を周辺住民に施していたのですが、完治率が高く、周りに患者を無くしてしまう現象となり、この技だけでの生活の継続が困難となり衰退してしまったと思われます。
また、レントゲンの発明によって骨格が視認できるようになることによって、西洋医学に取って代わられたことも腱引きが衰退した理由の一つとして考えられています。
◆筋整流法での体調管理は筋肉維持を基本に血管・リンパ管などの流れを重要視します。
筋肉のゆがみを除去する施術方法を用い、筋肉や腱(筋)を調整するため、部位によっては激痛を伴いますが、特にギックリ腰などは「一撃改善」と言われ短時間で元の状態に戻し、屈伸、歩行など何事もなかったような普通の状態になります。
◆筋整流法で改善した事例は、「腰痛、ギックリ腰・肩こり・肘・膝の屈伸不全・四十肩・五十肩、顎関節の開放不全・股関節開放不全・坐骨神経痛、顔面神経痛、肋間神経痛など神経痛・バネ指等の関節不全・生理不順・生理痛・全身倦怠・寝違え・むちうち症・自律神経失調症・拒食症・うつ病・便秘」などです。
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